心の悩みと人生相談

社会不安が広がるとスピリチュアルなものや人生相談の人気が高まる傾向があるそうです。
「心の悩みを誰かに聞いて欲しい・・・」
「この悩みは自分だけなのか、それともみんなが抱える悩みなのか・・・」
こうした悩みを人に聞いてもらうことで、心の癒しにしたいと考える現代人が増えています。
不況で、会社が危ない、収入が見込めない、家のローン、子供の教育のこと、将来が見えない・・・こうした心の悩みを抱える人がぞくぞくと増えているのが現状なのではないでしょうか。
生きるのが難しいと感じている人も多いと思います。
毎日必死に生きているけれども、うまくいかない・・・。もっと心安らかに生きたいのに、どうしてこんなにも淋しいのか・・・。
心の悩みは尽きません。救いを求めているのですが、どこに救いを求めていいのかわからないのが現代人の心の悩みなのかもしれません。人間は生まれてきたときから悩み続ける存在なのでしょうが、どこかに悩みを解決する方法はないのでしょうか。
悩みの多くは、自分と社会の関わりについて悩んでいるケースが多いと思います。
しかし、例えば私の実家の宗派である浄土真宗においては阿弥陀仏の本願の救いを求め、阿弥陀仏の本願のお力によって救われることで、一切の苦しみの根本原因が解決されると聞きます。
信じられないようなことですが、長く伝えられている伝統的な教えで、何だかとても魅力的な話です。
何か自分ではない大きなものに任せることで救われるということがあるのでしょうか・・・悩みは尽きません。

現代人の心の悩み;自殺

日本が「自殺大国」だということをご存知でしょうか。
ここ10年以上、毎年3万人以上の方が自殺で亡くなっており、その数は10年で30万人以上にのぼっているのです。
これは主要国の中でもダントツに多く、イラク戦争で亡くなった戦死者をはるかに上回る数の人が自殺によって亡くなっています。
このことは「長寿大国」といわれている日本が抱える矛盾と言えるかもしれません。
長生きもするけど、自殺も多いですよと・・・。
現代日本が抱える心の悩みを象徴する現象だと思います。
自殺をする人には、生きていられないと思うような深刻な悩みがあるのだと思います。決して自殺が正しいというつもりはさらさらありませんが、抱えきれない悩みもあるのかもしれません。
自殺した方の心の悩みは推し量ることは出来ませんが、自殺白書の統計数字から、現代日本の抱える心の悩みが見て取れるように思います。
ニュースなどで報道されるものは、生活苦、介護疲れ、独居老人の死、一家心中など社会を反映した理由がつけられています。
こうした心の悩みに家庭も学校も政治も社会も無力になってしまっているのでしょうか。それとも無関心になっているのでしょうか。
都会では隣近所に誰が住んでいるのかさえも知らないケースが多いといいます。
隣の人の悩みなどは知る由もありませんね。こうした状況は正しいか、正しくないかの判断をしても意味がありません。正しくないとしてその解決策が示されなければ、現状把握で終わってしまいます。心の悩みを解く鍵はどこにあるのでしょうか・・・。